2022.08.13
コラム

訪問鍼灸と訪問医療マッサージの違い

訪問鍼灸と訪問医療マッサージの違いがよく分からないという方もいるでしょう。訪問鍼灸と訪問医療マッサージそれぞれの特徴を理解することで、自分自身にマッチした活用方法が明確になり、サービスを利用しやすくなります。この記事では、2つの違いを解説していきますので、選択する際の参考にしてください。

訪問鍼灸と訪問医療マッサージの違いとは

訪問鍼灸とは、6大疾病(神経痛・リウマチ・腰痛症・頚腕症候群・五十肩・頸椎捻挫後遺症)を対象とした鍼灸施術で、条件や制約はありますが健康保険を適用することが可能です。また、一般的な鍼灸は鍼灸院や治療院で行うため、患者様ご本人が足を運ぶ必要がありますが、訪問鍼灸の場合は、患者様の自宅などに訪問して鍼灸の施術を行います。
これに対して、訪問医療マッサージとは、脳血管障害の後遺症やパーキンソン病などで、体を動かすことが難しい方を対象としたリハビリの一環としてのマッサージで、こちらも健康保険を適用することが可能です。
自力での通院が困難な方が訪問鍼灸、もしくは訪問医療マッサージを受けたい場合、どちらも医師の同意書が必要になります。事前に医師の診察を受け、同意書を作成してもらいましょう。

訪問医療マッサージと比べての訪問鍼灸を受けるメリット

脳血管障害の後遺症やパーキンソン病などのリハビリテーションと合わせて、訪問鍼灸か訪問医療マッサージのいずれかを受けようと悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、訪問医療マッサージと比較して、訪問鍼灸を受けるメリットをご紹介します。
訪問鍼灸を受けるメリットは、施術を行うことにより痛みを緩和する効果が期待できる点です。鍼灸を受けることで筋肉の緊張が緩和され、血行を改善する効果があると言われています。
一方、訪問医療マッサージは、関節拘縮や筋麻痺などの症状がある方に対して関節可動域の拡大や筋力の増強、日常生活動作の向上を行うもので、痛みの緩和を目的としていません。
そのため、症状に応じて訪問医療マッサージと訪問鍼灸を受けると良いでしょう。

訪問鍼灸は病気になりにくい身体づくりにも有効

訪問鍼灸は、神経痛やリウマチ、五十肩などの慢性痛に対してアプローチするだけではなく、病気になりにくい身体づくりの効果も期待できます。
また、鍼灸の施術を行うことで、自律神経の活動が変化して血管や臓器の働きを促し、その結果として、血圧の調整やホルモンバランスの調整、免疫系の活性化などの効果も期待できます。
そのため、病気になりにくい身体づくりを目指すのであれば、訪問鍼灸を活用し、継続して施術を受けていくことがおすすめです。

今回のまとめ

鍼灸の施術を行うことで、痛みの緩和が期待されるだけではなく、免疫力を高めて病気になりにくい身体づくりの効果も期待できます。訪問鍼灸を活用すれば、自力での外出や治療院での待ち時間が課題となっている方でも施術を受けることが可能です。メディカル在宅マッサージセンターは50名以上の施術者が在籍しており、脳卒中やパーキンソン病などの方を対象として医療マッサージや鍼灸を行うことができます。訪問医療マッサージや訪問鍼灸の施術を検討されている方は、ぜひ活用ください。