2023.01.11
コラム

訪問医療マッサージで適応される名古屋の福祉給付金支給制度とは

名古屋市の「福祉給付金制度」は、後期高齢者医療制度の対象者もしくは70歳以上で受給要件に該当する方が、医療機関を無料で受診できる制度です。医療機関や介護施設では「マル福」と呼ばれ、医療費がかさむ高齢者にとって薬代や治療費が無料になる便利な制度と言えます。訪問医療マッサージも対象となるため、該当する方はぜひ申請してください。
ここでは、訪問医療マッサージに適用される名古屋の福祉給付金支給制度について解説します。

名古屋の福祉給付金支給制度とは?どのような人が対象になる?

「福祉給付金支給制度」とは高齢者の中で受給要件を該当することで、医療機関での一部負担を助成する制度で、対象者は申請をすると「福祉給付金資格者証」が交付されます。
この資格者証を提示して愛知県内の医療機関にかかると、保険診療の自己負担分を名古屋市が負担するため無料で受診ができるのです。
ただし、対象になるには要件を満たしていなければなりません。
・70歳以上であること(70歳以下は別の給付金制度があります)
・寝たきり、重度・中度の認知症を3ヵ月以上患っている方
・身体障害者手帳3級以上、精神障害者手帳2級以上を持っている方
・要介護5または4の方
こちらが主な要件ですがその他にもいくつかあり、所得制限もあるので注意が必要です。
この制度は介護が必要な高齢者の介護や医療費の負担を少しでも減らすことができるように定められています。

各区役所で申請して受給者証を取得すれば訪問医療マッサージで適用される

訪問医療マッサージは、「福祉給付金支給制度」の助成の対象となります。条件に当てはまる方は以下の方法で申請手続きを行ってください。

福祉給付金支給制度の申請の流れ

「福祉給付金支給制度」の要件に該当する場合は、役所にて申請をして受給者証を取得します。申請に必要なのは「後期高齢者医療被保険者証」「介護保険証」等の保険証、障害の程度を表すもの、申請書、所得証明が必要な方は「所得証明書」も必要です。
申請書は市役所にもありますが、ホームページにてダウンロードしたものを使用することもできます。
申請場所はお住いの区役所の保険年金課保険係もしくは、支所区民福祉課保険係に直接出向いて申請手続きを行います。郵送での申請は受け付けていません。

名古屋市では要介護1や2でも申請することが可能な場合も

「福祉給付金制度」を受給するには要件があることをご紹介しましたが、所得制限のように判断しやすいケースもあれば、文書では具体的な基準が判断しづらい症状を持つ高齢者もいらっしゃいます。
例えば、要介護2であっても「寝たきり、重度・中度の認知症を3ヵ月以上患っている方」に該当するため受給できるケースもあり、その基準は区役所に確認してみないと分かりません。
そのため、ご家族が該当していると思われる場合は、まずは各区役所に問い合わせをするか、もしくはケアマネージャーに相談してください。また、助成の対象についても、具体的にどんな医療機関で利用できるのか問い合わせてみると良いでしょう。
訪問医療マッサージは保険診療の施術に関しましては助成の対象となりますので、安心して利用いただけます。

今回のまとめ

名古屋市の「福祉給付金制度」は高齢者が医療費の負担額を気にすることなく安心して受診できる制度です。訪問医療マッサージは、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の有資格者から、在宅で受けられます。
メディカル在宅マッサージセンターでは50名以上の施術者が在籍しており、保険が適用されるので「福祉給付金制度」と合わせると自己負担なく施術を受けられますので、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。
無料体験マッサージ時に申請方法や対象かどうかなど、お伝えします。お気軽にお問い合わせください。