2023.03.14
コラム

名古屋で訪問医療マッサージを受ける際の往診料の算出方法

訪問医療マッサージは、マッサージの費用に加え、自宅に出張してもらうことによる往診料が発生します。そのため、名古屋で訪問医療マッサージを受ける際の費用についてあらかじめ把握しておきましょう。
ここでは、基本的な往診料の算出方法、距離や施術人数による往診料の違いについて解説します。

往療の距離は施術所と患家の直線距離で算定される

往診料は、施術の内容(受ける施術や患部の場所と程度)と訪問距離(4km超えか4km以内か)と、保険証の負担割合の全てを掛けて算出します。往診料にも医療保険が適用されますが、介護保険は使えません。
訪問距離の算定方法では、原則として、施術所(治療院)の所在地または保健所に届け出ている住所地と、施術を受ける方の自宅までの直線距離を用います。やむを得ず道を迂回した場合であっても、算定基準は地図上の直線距離です。

患家までの距離が先順位の患家より施術所から近い場合は?

施術所から訪問するのではなく、先に施術を受ける方の家からマッサージ師が訪問する場合は、用いる距離が条件によって変わります。「前の患家から次の患家までの距離と、施術所から次の患家への距離のうち、距離が短い方を算定に用いる」というルールがあるからです。
例えば、先に訪問したA家から次に訪問するB家までの距離が4km、B家と施術所までの距離が3kmだった場合、3kmの方を往診料の算出に用います。
なお、施術所から患家まで直線距離で16kmを超えている場合は、前の患家から次の患家までの距離が16km未満であっても往療と施術を行えません。そのため、往診料を抑えて訪問医療マッサージを受けたい場合は、自分の家から極力近いところを選ぶのがベストと言えるでしょう。

同一家屋内で複数の患者の施術を行った場合は?

もしも、同一の家屋内で複数の患者の施術を行った場合、往診料が満額かかることはありません。同一家屋内で一度に複数人の患者を施術しても、1回の訪問にかかる往診料は「1人分」で算定するからです。
例えば、同一家屋内でAさんとBさん2人の患者へ施術を10回行ったとしましょう。そうすると全部で10回分の往診料が生じるわけですが、この往診料は自己負担金が無い方へ請求します。
なお、マッサージにかかる料金を分割することはありません。それぞれが施術内容に応じて負担します。

今回のまとめ

往診料を算出する上で特に重要なのが訪問距離です。原則は、「施術所と施術を受ける方の自宅までの直線距離」と「先に施術を受ける方の家と、次に受ける自分の家との直線距離」のうち、短い方を算定に用います。往診料にも医療保険が適用されるため、往診料の負担額は最大1割です。往診料は治療院によって異なるため、訪問医療マッサージを受ける際に確認しましょう。名古屋で訪問医療マッサージをお探しでしたら、50名以上の施術者が在籍しているメディカル在宅マッサージセンターへご相談ください。